みなさんこんにちは、ルセリアです。S23お疲れ様でした。
今回は冠ルール以外では自身初となるレート2000&最高レート更新、そして自身3度目の最終2桁順位を達成したので、使用した構築を記事に残そうと思います。
【使用構築】
【結果】
【構築経緯】
①今期のザシアンやムゲンダイナは、耐久にあまり振らないASやCSのアタッカーが多いと感じたので、これらに強く出ることができるHA電光石火ザシアンを使用することにし、このポケモンを軸に構築を組み始めました。
②アタッカーのザシアンやムゲンダイナを軸とした構築は、こちらのザシアンにゴツゴツメットのダメージを入れ、上から殴ることで対策しているものが多いです。そこで、ザシアンが削れた後でも相手の禁伝を上から倒せるポケモンが必要でした。ザシアンとムゲンダイナの両方に強く出られるのは拘りスカーフを持ったメタモンかガラルヒヒダルマですが、メタモンは上位帯では対策していない構築はなく、腐る場面が多いだろうと考えてヒヒダルマを採用しました。さらに、ヒヒダルマを通す上では相手のゴツメ枠を確実に倒すことが大事だと考え、ランドロスを確実に倒せる氷の牙をザシアンに搭載しました。
③ザシアンとヒヒダルマを使う上で、相手のメタモンとヒヒダルマへの解答が必要でした。そこで、技構成次第でザシアンをコピーしたメタモンを受けきることができ、ダルマミラーで飛んでくるフレアドライブを半減できるドヒドイデを採用しました。ザシアンの技構成のあと一枠はインファイトと炎の牙の選択でしたが、トリトドンやスイクンに対する打点を意識してインファイトに決めました。
④ドヒドイデを使う上で脅威となるのが、ワイルドボルトを持ったザシアンとカイオーガです。そこで、電気の一貫を切り、カイオーガより速いポケモンが必要だったので、この条件を満たすを採用しました。
⑤ここまでで重いマンムー、日食ネクロズマに強く、ドヒドイデとの相性のいいポリゴン2を採用。ゴーストの一貫を切れるので黒バドレックスの対策にもなり、綺麗に構築にはまったと思います。
⑥最後の1枠にはサンダーをずっと使用していました。最初は相手のザシアンに強いHBゴツメで使っていましたが、あまりにも出さなかったのでCS眼鏡に変更しました。
【コンセプト】
・環境トップの禁止伝説を上から殴って倒す
・下振れ要素の少ない確実な詰めを行う
・上振れ要素を多くする
【個体紹介】
ザシアン@朽ちた剣
特性:不撓の剣
性格:意地っ張り
実数値:195(220)-244(252)-136(4)-x-136(4)-172(28)
技構成:巨獣斬/インファイト/氷の牙/電光石火
構築の軸で、主力となるアタッカーの1体です。
A特化の火力は凄まじく、構築経緯にもある通りASザシアンやCSムゲンダイナを巨獣斬+電光石火で倒せたり、インファイトでHB特化エアームドを乱数で落とせたりと非常に強力でした。また、巨獣斬+氷の牙でHB特化サンダーを乱数で落とせるため、交代を読まなくていいのも使いやすかったです。
基本的には後述するヒヒダルマやガブリアスと一緒に選出し、このポケモンに後投げされるランドロスを倒して2体目のアタッカーの一貫を作る役割を担っていました。削れた後でも、電光石火によるスイープが狙える場合や、耐性によるサイクル参加ができる場合はできるだけ温存する立ち回りを心掛けました。
色違いザシアンが使えるようになると発表されたときからこのポケモンで結果を残したいと思い、ザシアン軸の研究をシーズンを通して行っていたので、最後まで使えて本当に嬉しいです。
Gヒヒダルマ@拘りスカーフ
特性:五里霧中
性格:陽気
実数値:181(4)-192(252)-75-x-75-161(252)
メインアタッカーの2体目です。主にザシアンで荒らした後のスイープをする役割を担いますが、様子見のために初手に置くことも多いです。
ザシアンとムゲンダイナの上から一撃で倒すことができ、カイオーガを抜いているため上から蜻蛉返りで大きく削りながら裏に引けるなど、この環境では禁伝と同等のスペックを持っていると感じました。
ASザシアン軸によく採用されている、CS眼鏡カプ・レヒレを確定2発で落とせる地震がかなり強力でした。ランドロスを先に倒しさえすれば、削れたザシアン対面を作れば相手のポケモンを1体倒すことができ、詰め切れるようになります。
黒バド軸にもはじめは初手に投げて蜻蛉を押していましたが、スカーフアストラルビットで死んでいくことがあまりにも多かったので、終盤はほぼ投げなくなりました。
最終2桁チャレンジもこいつが大活躍して通せました。本当にありがとう。
ドヒドイデ@黒いヘドロ
特性:再生力
性格:図太い
実数値:157(252)-x-224(252)-73-163(4)-55
技構成:熱湯/毒毒/自己再生/トーチカ
アタッカーに繋ぐためのクッションや終盤での詰め筋など、幅広い用途で使用します。
ワイルドボルトの無いザシアンに対して、後投げターンに剣舞を積まれなければ非常に強く出られる点を高く評価しています。このポケモンがいることで、初手ダルマザシアン対面蜻蛉返りが安定になります。とはいってもワイルドボルトは怖いので、ザシアンに後投げした後は吊り交換も兼ねてダルマやガブに引いていました。
毒毒、トーチカ、自己再生、そして特性の再生力によって、非常に安定行動を作りやすく、また確実な詰めが行える点が非常に強力でした。火力に振っていないサンダーであれば毒毒と再生で対面勝てますし、ジガルデに対しても交代されるターンに毒を入れれば簡単に倒すことが出来ます。またそれでいながら、熱湯1発火傷による上振れも狙えるので、強い点しかない入れ得ポケモンだと感じました。
構築経緯にもある通り、メタモンやダルマミラーの解答にもなるので、ほとんどの試合で選出しました。
間違いなく本構築のMVP。今までは大嫌いだったけど、大好きになりました。
ちなみに構築名の「天狼」は、ザシアン(青)+ドヒドイデ(星)ということで、青く輝く恒星シリウスの中国名「天狼星」から取りました。
ガブリアス@気合の襷
特性:鮫肌
性格:陽気
実数値:183-182(252)-116(4)-x-105-169(252)
技構成:地震/スケイルショット/岩雪崩/剣の舞
3体目のアタッカーであり、電気の一貫を切る枠です。
このポケモンは初手に置いて荒らす使い方ではなく、他のポケモンで荒らした後に、スケイルショットでSを上げて一掃するような使い方をします。また、カイオーガ等に対して、襷を盾に無理やり後投げし、負荷をかけていくような使い方もできました。
電気の一貫を切れるのが非常に偉く、ドヒドイデと組み合わせることによって全ての型のザシアンに対応でき、拘っているカイオーガを完封できるため、ドヒドイデと一緒に選出することが多かったです。
特性の鮫肌により、襷が潰れた後でも仕事ができる点も強力でした。レヒレランドザシアンに対してランドロスを倒した後、ザシアンに後投げして削りを入れ、ダルマの地震の圏内に入れるといった立ち回りもできます。
スケイルショットが当たらないことを除けば、まさに主人公の名にふさわしい強さでした。
ポリゴン2@進化の輝石
特性:アナライズ
性格:図太い
実数値:191(244)-x-156(252)-127(12)-115-80
技構成:トライアタック/イカサマ/冷凍ビーム/自己再生
上4体で対応できないマンムー、日食ネクロズマ、黒バドレックスに対して強い選出を作るための駒です。
HBに特化したことで物理方面に関しては圧倒的な硬さを誇り、マンムーやランド等、格闘技を持たない相手に対しては無限回の後投げが出来ます。また、ドヒドイデと組み合わせることにより、悪ウーラオス対面ができてもドヒドイデ引き→鉢巻暗黒強打ならポリ2に引いて再生が間に合う、といったルートで受けることが出来ます。
日食ネクロズマについてですが、弱点保険を持った型が散見されたため、後投げした次のターンは弱保のケアと交代読みを兼ねたトライアタックを選択していました。龍舞を十分に積まれた状態でイカサマを撃つことで、相手がHBだとしても確実に倒すことが出来ます。
今回も強くてかわいい構築のアイドルでした。
サンダー@拘り眼鏡
特性:静電気
性格:臆病
実数値:165-x-105-177(252)-111(4)-167(252)
技構成:暴風/10万ボルト/熱風/ボルトチェンジ
この構築で唯一納得がいっていない諸説枠です。選出率も一番低かったです。
選出画面での圧力は大きいので、ザシアン軸にレヒレを出させたり、マンムーを初手に読んでダルマで有利対面を作ったりするなど、それなりに仕事はしていたように思います。
ただ、上5体で受けループを崩すことができないので、対策枠を入れた方が良かったかもしれません。
シーズン20で最終44位を取った構築では6体全員に納得ができていたので、ここに2桁前半との差を感じました。
【選出】
vsザシアン軸:+から2体
出すポケモンと順番は相手の構築による。
vsムゲンダイナ軸(アタッカー):@1
エアームドがいたら初手のフレドラで削り、次のターンにダイナ引きを読んでに引く。
vsカイオーガ軸:初手+
vsネクロ軸、黒バド軸:@1
黒バド軸はほぼ初手黒バドから入ってくるので初手にを置く。
【感想】
今期は過去の自分を超えようと、最終43位以上を目指して努力を続けてきました。
この最終目標は達成できませんでしたが、最終2桁を取れたことである程度は報われたので良かったです。
この環境ではずっと勝てなくて、S21,S22と一度も20にすら乗ることができず、かなり自信を失っていた時期が長かったです。
でも、こうして最後の最後に納得のいく構築と結果を残せたので、満足のいくシリーズだったと思います。
【Special Thanks】
・ドヒドガブの並びがある記事を教えてくれたあれた
やはり相棒。からきおす杯も頑張ろう!
・「ヒカリ」シリーズの動画を上げてくださったスポンジさん
あの動画から正しい努力の方法を学びました。他にも色々励ましてくださって感謝してます!
・共に戦ったたま友窓のみんな
最高の窓。なんやかんや勝ってる人多くてすごい!
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。